新着

2026/10/14 | Googleビジネスプロフィールの設定|外国人客向け

  1. インバウンド商店
  2. ツール選び
  3. 訪日外国人が多い月はいつ?国・地域別の季節性【2025年確定値】

訪日外国人が多い月はいつ?国・地域別の季節性【2025年確定値】

ツール選び一次情報 20本
公開 2026/10/14最終確認 2026/10/14執筆 編集部
2025年に最も多かった月(4月・確定値)390万9,128人
最も少なかった月(2月)325万8,491人
2025年の年間(確定値)4,268万3,301人
韓国が最も多かった月(12月)97万4,239人
分類ツール選びの考え方
最終確認日2026/10/14
出典20本

この記事の要約

JNTOの訪日外客数(2025年確定値)から、訪日外国人が多い月・少ない月と、韓国・中国・台湾・香港・米国など国・地域ごとに多く来る月を整理。春節やイースターで山が動く理由と、店の仕入れ・人員計画への使い方も。

本文

日本政府観光局(JNTO)の訪日外客数で、2025年(確定値)に最も多かった月は4月の390万9,128人です。次いで10月(389万6,524人)、1月(378万1,629人)でした。最も少なかったのは2月の325万8,491人で、9月(326万7,228人)、6月(337万7,985人)が続きます。とはいえ、全体の数字で見ると最多の4月と最少の2月の差は65万637人、比べて約1.2倍で、季節の波はそれほど大きくありません。波が大きいのは国・地域ごとの数字です。シンガポールは12月が14万646人、8月が2万512人と、同じ年の中で約6.9倍の開きがありました。この記事では、JNTOの月別・国籍別の公表値から、どの国・地域の人がどの月に多く来るかを整理します。国籍別の消費額はインバウンド国籍別データ、1人が何にいくら使うかは訪日客は何にいくら使う?で扱っているので、ここでは「人数」と「月」に絞ります。

2026年10月14日時点で、JNTOの「国籍/月別 訪日外客数(2003年~2026年)」(2026年9月16日掲載のExcel・PDF)を直接確認して書いています。2025年の月別の数字はすべて確定値です。2026年の数字は、1〜6月が暫定値、7月と8月が推計値(100人単位の概数)で、あとで改定されます。JNTOの次の公表は2026年10月21日の予定で、9月の推計値と7月の暫定値が出ます。差の人数と倍率は、本記事が公表値から計算したものです。

BASICS01訪日外客数の数え方と、数字の3つの段階

訪日外客数は、法務省が集計した外国人の正規入国者数をもとにJNTOが算出している数字です。日本を主な居住国とする永住者などは除き、クルーズ船の寄港で上陸した人などは加えます。留学生や駐在員とその家族は含まれ、航空機や船の乗務員は含まれません。同じ人が1月と9月に来れば2人と数えます。また国籍で数える統計なので、「米国」は米国から来た人ではなく米国籍の人の数です。

推計値対象月の翌月に出る概数です。100人単位で、総数と一部の国・地域だけが出ます
暫定値推計値の2か月後に出る、確定に近い数字です。1人単位で、観光・商用・その他の目的別も出ます
確定値対象年の翌年7月以降に、法務省の年間の数字が確定してから出る最終値です
目的の内訳(2025年確定値)総数4,268万3,301人のうち、観光客が3,896万2,366人、商用客が125万6,180人、その他客が246万4,755人です

店の客数として読むときに気をつけたいのが、観光以外の入国が多い国・地域です。たとえば2025年のベトナムは67万8,594人のうち観光客が19万3,315人で、その他客が44万8,219人を占めました。JNTOも、ベトナムは留学や技能実習などを含むその他客の多い市場だと注記しています。なお、JNTOは旧正月の休暇期間だけといった特定の期間に絞った訪日外客数は発表しておらず、月別の数字を見るよう案内しています。

MONTHLY022025年の月別の訪日外客数(多い順)

2025年の訪日外客数は年間で4,268万3,301人(確定値)です。月別に多い順に並べると次のとおりです。

1位 4月390万9,128人
2位 10月389万6,524人
3位 1月378万1,629人
4位 5月369万3,587人
5位 12月361万7,791人
6位 11月351万7,659人
7位 3月349万7,755人
8位 7月343万7,118人
9位 8月342万8,406人
10位 6月337万7,985人
11位 9月326万7,228人
12位 2月325万8,491人

JNTOは毎月の発表で、その月の背景を説明しています。2025年の発表によると、4月は春の桜シーズンで、欧米豪などではイースター休暇も重なりました。10月は紅葉シーズンの始まりで、欧米豪・中東を中心に需要が高まる時期とされ、東アジアでは連休に合わせた訪日も見られました。12月はスクールホリデーやクリスマス・年末年始に合わせた旅行が多くの市場で増えています。反対に、5月は桜シーズンと夏休みシーズンの間、6月は夏休みシーズン前、9月は夏のスクールホリデーの直後で、いずれも需要が落ち着く時期と説明されています。2月については、2026年の発表で欧州を中心に訪日旅行のローシーズンだとしています。

月の順位は年によって入れ替わります。2024年(確定値)は、最も多いのが12月(348万9,888人)、最も少ないのが1月(268万8,478人)でした。JNTOは、旧正月(春節)が2024年は2月、2025年は1月だったと説明しています。祝祭日がどの月に入るか、航空便が増えたか減ったかで、全体の順位は動きます。計画に使うなら、全体の順位よりも、自分の店に来る国・地域の山を見るほうが確かです。

BY MARKET03国・地域別の多い月と少ない月(2025年確定値)

主な国・地域について、2025年に多かった3か月と少なかった3か月を、年間の人数が多い順に並べます。

韓国(年間945万9,711人)多い月: 12月 97万4,239人、1月 96万7,100人、10月 86万7,261人/少ない月: 8月 66万917人、9月 67万563人、7月 67万8,566人
中国(年間909万5,931人)多い月: 8月 101万8,747人、1月 98万520人、7月 97万4,564人/少ない月: 12月 33万435人、11月 56万2,184人、3月 66万1,817人
台湾(年間676万3,424人)多い月: 8月 62万753人、7月 60万4,177人、10月 59万5,915人/少ない月: 2月 50万7,346人、3月 52万2,886人、9月 52万6,982人
米国(年間330万6,820人)多い月: 6月 34万5,150人、3月 34万2,752人、10月 33万5,744人/少ない月: 1月 18万2,556人、2月 19万1,494人、8月 19万4,525人
香港(年間251万7,399人)多い月: 12月 29万1,133人、4月 26万3,649人、1月 24万3,687人/少ない月: 9月 14万9,472人、6月 16万6,764人、7月 17万6,019人
タイ(年間123万3,103人)多い月: 12月 17万4,009人、4月 15万8,470人、3月 14万8,226人/少ない月: 8月 3万5,499人、7月 4万8,553人、9月 5万1,283人
豪州(年間105万8,396人)多い月: 1月 14万185人、12月 12万1,329人、4月 11万5,235人/少ない月: 8月 4万1,250人、7月 5万174人、6月 5万9,422人
フィリピン(年間88万5,023人)多い月: 12月 11万5,557人、11月 9万2,011人、4月 9万973人/少ない月: 8月 4万4,209人、7月 4万7,366人、9月 5万1,615人
シンガポール(年間72万6,251人)多い月: 12月 14万646人、11月 8万9,393人、6月 6万8,629人/少ない月: 8月 2万512人、7月 2万4,304人、9月 4万495人
英国(年間53万5,004人)多い月: 4月 6万9,496人、10月 6万3,343人、3月 5万8,140人/少ない月: 1月 2万6,378人、2月 3万1,408人、6月 3万3,525人
フランス(年間45万7,566人)多い月: 10月 5万8,242人、4月 5万7,066人、7月 4万6,196人/少ない月: 1月 1万6,515人、12月 2万5,995人、2月 2万6,518人
ドイツ(年間42万9,479人)多い月: 4月 5万7,188人、10月 5万6,020人、9月 5万2,819人/少ない月: 1月 1万2,737人、2月 1万8,643人、12月 2万377人

韓国は12月と1月の冬に多く、7〜9月が少なめです。それでも最も少ない8月で66万917人あり、1年を通して人数の多い市場です。JNTOは2025年12月の増加について、航空便の増便や大学生の訪日需要の高まりなどを挙げています。10月が多いのは、韓国の秋夕(チュソク)連休が2024年は9月中旬、2025年は10月上旬だったことも関係しているとJNTOは説明しています。

中国は2025年、8月(101万8,747人)と7月の夏休み、1月の春節の時期に多くなりました。JNTOは2025年1月について、1月下旬から始まった冬休みと春節を挙げています。一方で11月と12月は少なく、12月は33万435人でした。JNTOは2025年11月分以降の発表で、中国政府から日本への渡航を避けるよう注意喚起があったことを挙げており、2026年に入っても前年を大きく下回っています(後の章で説明します)。

台湾は7月と8月の夏休みに山があり、最も少ない2月でも50万7,346人です。JNTOによると、2025年10月は3連休が3回あったことなども増加の要因でした。香港は12月が最多で、4月と1月が続きます。2025年の香港は9月、6月、7月が少ない月でしたが、JNTOは2025年6〜8月分の発表で、日本で地震が発生するという情報がSNSなどで拡散されていたことを挙げています。2024年の香港は7月(27万9,069人)が12月に次いで多い月だったので、2025年の夏の少なさだけで香港の傾向を決めないほうがよいでしょう。

米国は6月、3月、10月が多く、1月と2月が少ない形です。JNTOは2025年6月について、6月上旬から始まったスクールホリデーによる若年層の訪日需要を挙げています。また2025年4月は、イースター休暇が前年の3月下旬から4月中旬に移ったことが、米国、豪州、カナダ、英国などの増加要因として挙げられました。英国とドイツは4月と10月、フランスは10月と4月が多く、3か国とも1月が最も少ない月でした。豪州は欧米と違い、1月と12月に多く、7月と8月が少なくなります。JNTOは豪州の12月について、12月下旬から始まったスクールホリデーなどを挙げています。

タイ、シンガポール、フィリピンは12月が最多で、7月と8月が少ない月です。JNTOも、東南アジアなど一部の市場では夏場は訪日需要が落ち着く時期だとしています。タイは4月と3月も多く、JNTOは2025年4月の要因の一つにソンクランを挙げています。ベトナムは2月(7万3,813人)が年間で最も多く、JNTOはテト休暇の影響を挙げていますが、前の章のとおり観光以外の入国が多い市場です。

こうした山の位置は、2024年の確定値でもおおむね同じでした。2024年も韓国は12月(86万7,377人)と1月(85万7,039人)、米国は6月(29万6,414人)と3月(29万75人)、豪州は12月(11万2,500人)と1月(10万3,604人)が上位の2か月で、台湾は6〜8月、中国は7月と8月が上位でした。タイ、シンガポール、香港は2024年も12月が最多です。

HOLIDAYS04春節・イースター・秋夕は年によって月が動く

旧正月(春節)やイースター、秋夕、中秋節は毎年日付が変わり、どの月に入るかで月別の人数が動きます。JNTOの毎月の発表に書かれた時期の動きは次のとおりです。

旧正月(春節)2024年は2月、2025年は1月下旬から、2026年は2月中旬。2026年1月は中国や香港などで前年同月を下回り、2月は東アジアを中心に旧正月に合わせた旅行が増えたとJNTOは説明しています
イースター休暇2024年は3月下旬から、2025年は4月中旬から。欧米豪などの3月と4月の人数に影響します
秋夕(チュソク)連休韓国。2024年は9月中旬、2025年は10月上旬
中秋節中国・香港など。2024年は9月中旬、2025年は10月上旬。2025年10月の中国は、国慶節と中秋節の連休などで前年同月を上回りました
端午節中国・台湾。2024年は6月上旬から、2025年は5月下旬から
夏のスクールホリデー2025年7月分・8月分の発表で、東アジアや欧米豪・中東を中心とした増加要因として挙げられています

2027年以降の祝祭日の日付は、この記事の出典(JNTO)では確認できないため載せていません。翌年の計画を立てるときは、相手の国・地域の政府が公表する祝日の暦で日付を確かめ、山がどの月にずれるかを見込んでおくと、仕入れや人員の手配が前後にずれても慌てずに済みます。

2026052026年の動き(暫定値と推計値)

2026年1〜8月の訪日外客数は累計2,762万6,300人で、前年同期比2.7%減です(7月と8月は推計値、1〜6月は暫定値)。月別では4月(369万2,364人)が最も多く、8月(309万8,900人)が最も少なくなっています。国・地域によって動きは大きく分かれています。

  • 韓国: 1〜8月で742万300人(前年同期比21.2%増)。1月は117万6,089人で、JNTOは全市場で初めて単月110万人を超えたと発表しています
  • 台湾: 1〜8月で540万2,000人(同19.8%増)。7月は76万3,800人(推計値)でした
  • 米国: 1〜8月で230万5,300人(同6.1%増)。3月が37万5,948人で最も多く、2025年と同じく春に山があります
  • 香港: 1〜8月で181万8,300人(同8.7%増)。7月は27万2,500人(推計値)で、前年同月比54.8%増でした
  • 中国: 1〜8月で290万4,600人(同56.7%減)。JNTOは2026年8月分の発表でも、中国政府より日本への渡航を避けるよう注意喚起があったと記しています

中国の客が多い店では、2025年の月の山をそのまま2026年や2027年の計画に当てはめると、見込みが大きく外れるおそれがあります。中国のように前年から大きく動いた国・地域は、毎月の推計値で前年同月と比べながら、見込みを小刻みに直していくのが現実的です。

USE06仕入れ・人員・多言語の準備にどう使うか

  • 先に自店の客の国・地域をつかむ: 全体の月の差は約1.2倍と小さく、全体の数字だけでは店の繁閑は読めません。予約時の言語や決済の記録など、店に残るデータから多い国・地域を出しておきます
  • その国・地域の山の月を拾う: 2025年の確定値では、韓国と香港、タイ・シンガポール・フィリピンは12月、台湾は8月と7月、中国は8月と1月、7月、米国は6月と3月、英国とドイツは4月と10月、フランスは10月と4月、豪州は1月と12月が多い月でした
  • 山の前に準備を終える: 多言語の掲示やメニューの手直し、人員の手配は、山の月に入ってからでは間に合いません。祝祭日で山が前後の月にずれる年もあるので、日付を毎年確かめます
  • 最新の動きは前年同月と比べる: 推計値は対象月の翌月に出ます(2026年9〜12月の公表予定日は9月16日、10月21日、11月18日、12月16日で、いずれも水曜日の16時15分。予定のため、変更となる場合があります)。月の数字は季節で上下するので、前の月ではなく前年の同じ月と比べます
  • 人数の多い月と売上の多い月は同じとは限らない: 1人あたりの支出は国・地域で大きく違います。人数の山に、国・地域別の1人当たり支出を重ねて考えます

どの対策から手をつけるかの順番はインバウンド対策の始め方、メニューの多言語化は多言語メニューの作り方にまとめています。この記事の数字は全国の合計なので、立地や業態によって自店の客の動きは違います。地域の観光協会などが出している数字があれば、あわせて確かめてください。

FAQ07よくある質問

Q. 訪日外国人が一番多い月はいつですか?
A. 2025年の確定値では4月で、390万9,128人でした。次いで10月(389万6,524人)、1月(378万1,629人)です。2024年は12月が最多だったので、全体の順位は年によって入れ替わります。
Q. 訪日外国人が少ない月はいつですか?
A. 2025年の確定値では2月(325万8,491人)が最も少なく、9月(326万7,228人)、6月(337万7,985人)が続きます。ただ最多の4月との差は約1.2倍で、全体で見た季節の差は小さめです。国・地域別に見ると差はもっと大きくなります。
Q. 韓国・台湾・中国から多く来るのは何月ですか?
A. 2025年の確定値では、韓国は12月(97万4,239人)と1月、台湾は8月(62万753人)と7月、中国は8月(101万8,747人)と1月、7月が多い月でした。中国は2025年12月から前年同月を大きく下回っており(12月は前年同月比45.3%減)、2026年1〜8月は前年同期比56.7%減です。
Q. 欧米からの客が多いのは何月ですか?
A. 2025年の確定値では、米国は6月(34万5,150人)、3月、10月が多く、英国とドイツは4月と10月、フランスは10月と4月が多い月でした。いずれも1月が少なくなっています。豪州は反対に1月と12月が多い市場です。
Q. 春節の時期は毎年同じですか?
A. 同じではありません。JNTOの発表では、旧正月(春節)は2024年が2月、2025年が1月下旬から、2026年が2月中旬でした。その年の暦によって、多くなる月が1月と2月の間で動きます。JNTOは旧正月の期間だけの訪日外客数は発表していません。

※本記事の数値は、日本政府観光局(JNTO)の訪日外客統計(国籍/月別 訪日外客数、2025年の国籍別/目的別 訪日外客数〔確定値〕)と、各月の訪日外客数の報道発表によります。2026年の数字は暫定値・推計値で、今後の公表で改定されます。最新の値はJNTOの訪日外客統計のページで確認してください。

出典

確認状況

最終確認日

2026/10/14

執筆

編集部

注意

制度・数字は改正等で変わります。最新の内容はリンク先の公式ページでご確認ください。

条件の近い記事

多言語・決済・予約・口コミ記事一覧お店の動線から探す
2026年11月の免税新制度など制度・補助金免税と補助金